死を意識するとパフォーマンスが上がる

公開日:  最終更新日:2017/08/28

とことで、人は死を意識すると能力が通常より上がる。
そんな研究結果が発表されました(`・ω・)
研究はバスケットボールでのパフォーマンスを測定することで行われましたが、スポーツだけでなく仕事などにも応用できる可能性があるとされます。

バスケットボールの試合前に、「いずれは誰もが死を迎えること」をほのめかされた選手は、そうでない選手よりもシュートの成功率が高くなり、より多くの得点を稼いだそう(`・ω・)これはスポーツ心理学の学術誌『Journal of Sport and Exercise Psychology』に掲載された研究結果です。

研究チームは、こうした死のほのめかしによる「激励」の効果は、「恐怖管理理論」(terror management theory)によるものだと仮説を立てました。

この理論は、人間は「死の恐怖」に直面してそれに対処しようとする際に、自尊心や意義、不死を象徴するもの。そしてこの場合では優れたアスリートになることを追求するというものだそうです(´・ω・`三´・ω・`)

「死をほのめかされると、その恐怖に対処する必要性が生じます。その結果、作業により熱心に取り組むことが多くの研究からわかっています」。研究論文の共同執筆者で、アリゾナ大学で心理学を研究するジェフ・グリーンバーグはニュースリリースでそう述べました。

研究チームは実験に先立ち、バスケットボールの選手を集めました。
まず、論文の筆頭執筆者コリン・ゼストコットと1対1の試合を2回続けてやってもらうことにしたそうです(ゼストコットもアリゾナ大学の心理学研究者でしたが、選手たちには別の被験者だと思わせていました)。

1回目の試合のあと、被験者をランダムに2つに分け、半数には試合の感想を書くアンケートに、残りの半分には自らの死についてどう考えているかを書くアンケートに回答してもらいました。

すると、死に関するアンケートに答えた被験者は、もう1つのアンケートに答えた被験者と比較して、2回目の試合でのパフォーマンスが40パーセントも向上したそうです。試合の感想に関するアンケートに答えた被験者は、1回目と2回目の試合でパフォーマンスに変化は見られませんでした。

2つ目の実験は、1分間でできるだけたくさんのシュートを行うゲームでした。被験者はコイントスで2つのグループに分け、それぞれ30秒の個人指導とルールの説明を受けました。その際、半数には普通の姿の研究者が、残りの半数には「death」という単語を組み合わせて描かれた頭蓋骨がプリントされたTシャツ姿の研究者が指導したそうです。

その結果、頭蓋骨がプリントされたTシャツを見た被験者のほうがシュートを多く成功させ、別の研究者に指導を受けた被験者より成功率が30パーセント高かったそうです。

研究者たちは、スポーツのコーチのなかにはこのような方法で選手のやる気を喚起している者がすでにいるかもしれないと語り、さらなる研究によって、人々が抱く「死に対する恐怖」を活用する新たな方法が開拓されるかもしれないと示唆しています。そして、そうした手法はスポーツに限らず、仕事などにも応用できる可能性があるとも述べています。

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